子供にも人気のフライドポテト。
夕食のおかずやおやつとしてはもちろん、お弁当にも入れてあげたくなりますよね。
サンドイッチ弁当の付け合わせにしたり、唐揚げやハンバーグの横に添えたりすると、お弁当もぐっと華やかになります。
けれど、気になるのがフライドポテトの食感です。
「朝はカリカリだったのに、お昼に食べる頃にはしなしな……」
ということも珍しくありません。
揚げたてのおいしさをそのまま保つのは難しいものの、揚げ方や冷まし方、お弁当への詰め方を工夫することで、できるだけ食感が悪くなりにくいようにすることはできます。
ここでは、お弁当に入れるフライドポテトがしなしなになりやすい理由や、カリッと仕上げるためのポイント、前日に準備するときの注意点について紹介します。
フライドポテトをお弁当でカリカリにするには?

フライドポテトは揚げたてなら表面がカリカリとしておいしいですが、お弁当に入れて時間が経つと、どうしても食感が変わりやすくなります。
完全に揚げたてと同じ状態をお昼まで保つことは難しいものの、できるだけカリッとした食感を残したいなら、まず意識したいのが「しっかり揚げること」です。
当たり前のように思えますが、お弁当用では特に大切なポイントになります。
揚げたてをすぐに食べる場合は、多少揚げ色にムラがあっても、それほど気にならないかもしれません。
しかし、時間が経つと、十分に揚がっていない部分は水分の影響を受けて柔らかく感じやすくなります。
ポテトを揚げるときは、一部分だけ白っぽい状態にならないよう、全体の様子を見ながら均一に火を通していきましょう。
油の量が少なすぎると、ポテト同士が重なったり温度が下がったりして、揚げムラができることがあります。
一度にたくさん入れすぎず、ポテトが動きやすい量で揚げるのもポイントです。
表面が固まってきたら、ときどき動かしながら全体を均一に仕上げましょう。
また、揚げた後の油切りも大切です。
揚げたポテトをキッチンペーパーや網などに取り出し、余分な油を切ります。
ただし、熱いままお弁当箱に詰めるのは避けましょう。
熱いポテトから出た蒸気がお弁当箱の中にこもると、その水分が再びポテトの表面に付いてしまいます。
せっかくカリッと揚げても、蒸気によってしなしなになりやすくなるため、十分に冷ましてから詰めることが大切です。
フライドポテトがお弁当に入れるとしなしなになる理由

フライドポテトに限らず、唐揚げやコロッケなど、お弁当に入れた揚げ物は時間が経つと衣や表面が柔らかくなりやすいですよね。
大きな原因のひとつが「水分」です。
揚げたてのフライドポテトは、表面の水分が少なくなっているためカリッと感じられます。
ところが、お弁当箱の中は密閉された空間です。
温かいご飯やおかずを入れてすぐにふたをすると、そこから出た蒸気の逃げ場がなくなります。
蒸気がお弁当箱のふたや側面に付いて水滴になり、その水分をフライドポテトが吸ってしまえば、表面はしっとりしてしまいます。
そのため、フライドポテトだけでなく、ご飯やほかのおかずもしっかり冷ましてからふたをすることが重要です。
特に、
・煮物
・汁気のある野菜のおかず
・ソースやたれをたっぷり使ったおかず
などは水分が移りやすいため、フライドポテトと直接触れないようにしましょう。
おかずカップや仕切りを使って分けるのもよい方法です。
どうしても水分の多いおかずと一緒に入れたい場合は、フライドポテトだけ小さな別容器に入れる方法もあります。
また、ケチャップを付けたい場合も、最初からポテトにかけてしまうと表面が水分を吸いやすくなります。
カリッとした食感をできるだけ残したいなら、ケチャップは別添えにして、食べる直前に付けるとよいでしょう。
お弁当に詰めるときは「冷ますこと」が大切

フライドポテトをカリッと揚げることができても、お弁当への詰め方によっては食感が損なわれてしまいます。
特に注意したいのが、揚げた直後にお弁当箱へ入れることです。
「お昼まで時間があるから大丈夫」
と思うかもしれませんが、熱い状態でふたをすると蒸気がこもります。
フライドポテトだけではなく、ご飯やほかのおかずも適切に冷ましてからふたをするようにしましょう。
また、揚げたポテトを重ねすぎないこともポイントです。
ポテトがぎゅっと重なっていると、熱や水分がこもりやすくなります。
お弁当箱のスペースに余裕があるなら、できるだけ押し込まずに詰めるとよいでしょう。
夏場など気温が高い時期のお弁当は、食感だけでなく衛生面にも十分注意が必要です。
長時間持ち歩く場合は保冷剤や保冷バッグなどを利用し、適切な温度管理を心がけましょう。
フライドポテトをお弁当に入れるのに前日揚げるのはアリ?

忙しい朝にフライドポテトを一から揚げるのは大変ですよね。
油を用意して揚げ、後片付けをして、さらにお弁当に詰められる温度まで冷ますとなると、かなり時間がかかります。
そこで、
「前日の夜に揚げておけないかな?」
と考える方もいるでしょう。
前日に調理しておく場合は、保存方法に注意する必要があります。
揚げたフライドポテトは、まずしっかり冷まします。
その後、清潔な保存容器などに入れて冷蔵庫で保存しましょう。
室温に長時間置いたままにするのは避けてください。
翌朝は、食感を少しでも戻したい場合、オーブントースターなどで再加熱する方法があります。
表面の余分な水分を飛ばしやすくなるためです。
ただし、加熱時間は機種やポテトの量によって異なります。
焦げないように様子を見ながら温めましょう。
そして再加熱した場合も、熱々のままお弁当箱に入れないことが大切です。
しっかり冷ましてから詰めましょう。
「前日に揚げる→冷蔵保存→翌朝に再加熱→十分に冷ます→お弁当に詰める」
という流れにすると、朝に油で揚げる手間を省きながら準備できます。
冷凍フライドポテトをお弁当に使う場合は?

お弁当には、市販の冷凍フライドポテトを利用するのも便利です。
朝からじゃがいもを切って下ごしらえする必要がないため、忙しい日の時短にもなります。
調理するときは、基本的に商品のパッケージに記載されている方法に従いましょう。
油で揚げるタイプ、オーブントースターで調理できるタイプなど、商品によって調理方法は異なります。
お弁当に入れる場合も、調理後は十分に冷ましてから詰めるのが基本です。
また、「自然解凍OK」などの表示がない商品を、自己判断で凍ったままお弁当に入れるのは避けましょう。
商品の保存方法や調理方法を確認して使ってください。
フライドポテトをお弁当に入れるときのポイント

最後に、お弁当のフライドポテトをできるだけおいしく食べるためのポイントを整理しておきましょう。
まず、ポテトは全体をしっかり揚げます。
次に、揚げた後は余分な油を切り、十分に冷まします。
お弁当に詰める際は、水分の多いおかずと直接触れないようにして、おかずカップや仕切りなどを活用しましょう。
ケチャップやソースも別添えにすると、ポテトが余分な水分を吸いにくくなります。
そして、ご飯やほかのおかずも熱いまま詰めてふたをするのではなく、適切に冷ましてからふたをします。
このようなちょっとした工夫を重ねることで、お昼になったときの「しなしな」を減らしやすくなります。
まとめ
フライドポテトをお弁当に入れると、揚げたてとまったく同じカリカリ感を保つのは難しいものです。
それでも、揚げ方や冷まし方、詰め方を工夫することで、できるだけ食感を損ないにくくすることはできます。
フライドポテトは全体をしっかり揚げ、余分な油を切ってから十分に冷ましましょう。
お弁当の中では、水分の多いおかずと直接触れないようにすることもポイントです。
ケチャップなども別添えにするとよいでしょう。
前日に準備したい場合は、適切に冷蔵保存し、翌朝に再加熱する場合は再び十分に冷ましてからお弁当に詰めます。
朝のひと手間と詰め方を少し工夫して、フライドポテト入りのお弁当をおいしく楽しんでくださいね。

